X(旧Twitter)採用の始め方|若手に届く運用と他SNSとの違い

「InstagramやTikTokは始めたけれど、Xも採用に使うべき?」「Xで何を発信すれば応募につながるのかわからない」──採用担当の方から、こうしたご質問をいただくことがあります。

X(旧Twitter)採用とは、Xで人事や社員の日常、会社の考え方、選考の告知を文字中心に発信し、若い世代に会社の人柄を知ってもらって応募につなげる採用手法です。この記事では、Xの利用データ、InstagramやTikTokとの違い、投稿の型、応募までの導線と始め方を解説します。

この記事の要点

  • Xの利用率は20代で73.4%と、全年代で最も高い(総務省・令和7年度調査)
  • 27卒の就活生が就活で活用したSNSは、Xが64.2%で最多(ネオキャリア調査)
  • Xは動画より「文字で人柄と考え方を伝える」のが得意な場所
  • 投稿の型を決め、固定ポストとプロフィールで採用サイトへつなぐ
  • Instagram・TikTok・YouTubeと役割を分けて組み合わせる
目次

X(旧Twitter)採用とは?若い世代に使われている理由

年代別のXの利用率と、27卒の就活生が就活で活用したSNSの割合を示した棒グラフの図解スライド

結論からいうと、Xは20代の利用率が最も高く、就活の情報収集にもよく使われているSNSです。若手の採用を考えるなら、選択肢に入れておきたい媒体です。

Xの利用率は20代で73.4%

総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月1〜7日・13〜79歳の1,800人)によると、Xの利用率は20代で73.4%と全年代で最も高く、30代も67.7%でした。全年代では44.7%です。

調査結果数値出典
Xの利用率(20代)73.4%総務省(2025年12月・n=1,800)
Xの利用率(30代)67.7%同上
27卒の大学生がよく利用するSNSにXを挙げた割合男子70.2%・女子71.6%マイナビ(2025年11〜12月・n=2,151)
27卒の就活生が就活で活用したSNS「X」64.2%(最多)ネオキャリア(2026年6月・n=109)

就活の情報収集でもXが使われている

ネオキャリアの「Z世代就活生のSNS活用と情報源信頼度に関する実態調査」(2026年6月4〜9日・SNSで情報収集した27卒の内定者109名)では、就活で活用したSNSとしてXが64.2%で最多でした。また、27.5%が「SNSで初めて知った企業に実際にエントリーした」と答えています。Xは、学生が就活の情報を集める場所の一つになっているといえます。

X・Instagram・TikTokの採用での違い

採用で使うX・Instagram・TikTokの得意なことと向いている発信を比較した図解スライド

Xの強みは、文字で考えや本音を伝えられることと、リポストで広がり、会話が生まれやすいことです。写真や動画で雰囲気を伝えるInstagramやTikTokとは、役割が違います。

SNS得意なこと採用での主な使い方
X文字で考え・本音を伝える。リポストで広がる人事の日常・会社の価値観・選考の告知
Instagram写真と動画で雰囲気を伝える。プロフィールで整理できる職場紹介・社員紹介・募集要項
TikTokフォロワーが少なくても届きやすい仕事のリアルな1シーンで認知を広げる

Xだけで会社の雰囲気を伝えるのは難しいため、Xで人柄と考え方を伝え、InstagramやYouTubeで職場の様子を見てもらう組み合わせがおすすめです。媒体ごとの比較はSNS採用とは?主要5媒体の比較で詳しく解説しています。

X採用で使いやすい投稿の型5つ

人事のつぶやきや選考の告知など、X採用で使いやすい投稿の型5つの図解スライド

Xは毎日のように投稿する人も多く、何を書くかの「型」を決めておくと続けやすくなります。採用で使いやすいのは次の5つです。

  1. 人事・社員のつぶやき:仕事の小さな出来事や考えを、等身大の言葉で
  2. 選考・イベントの告知:日程と締切を短くまとめ、募集ページのURLを添える
  3. よくある質問への回答:応募者からよく聞かれる質問に、1ポストで答える
  4. 会社の考え方・価値観:どんな人と働きたいかを言葉にする
  5. 動画・記事の紹介:InstagramやYouTubeの投稿、採用ブログへ案内する

文字数の目安を知っておく

Xの開発者向けドキュメントによると、ポストは最大280文字で、日本語は1文字を2文字分として数えるため、約140文字が上限です。URLは長さに関係なく23文字分として数えられます。告知のポストは、日程・対象・締切・URLを140文字に収める練習をしておくと便利です。

投稿の内容は、「来てほしい1人の学生に向けて書く」と決めると、言葉がぶれません。考え方は採用SNSのペルソナ設計で紹介しています。

XとInstagram・TikTok、どう組み合わせるか迷っていませんか?

採用したい人と今の体制をうかがい、媒体の役割分担と最初の投稿をご提案します。

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Xから応募につなげる導線の作り方

リポスト起点・告知起点・ほかのSNSで深く知るの3つのルートでXから応募につなげる流れの図解スライド

Xでポストを見て興味を持った人は、まずプロフィールを開きます。プロフィールと固定ポストに「次に見る場所」を置いておくことが、応募につなげる一番の近道です。

固定ポストに募集内容と応募方法をまとめる

Xのヘルプによると、ポストをプロフィールに固定すると、プロフィールを開いた人に最初にそのポストが表示されます。募集している職種、選考の流れ、応募ページのURLをまとめたポストを固定しておきましょう。

プロフィールのウェブサイト欄は採用サイトに

プロフィールにはウェブサイト欄があり、自己紹介は最大160文字まで書けます。ウェブサイト欄は会社のトップページではなく、採用サイトや募集ページにすると、迷わず応募に進めます。プロフィールから応募フォームまでのつなぎ方は採用SNSの導線設計で解説しています。

X採用が向いている会社・向いていない会社

X採用は、言葉で伝えたい考えや価値観があり、人事や社員が自分の言葉で発信できる会社に向いています。反対に、文字より映像で見せたほうが魅力が伝わる仕事は、InstagramやTikTokを中心にしたほうが効果的です。

向いている会社ほかのSNSを優先したい会社
IT・Web・コンサルなど、考え方やスキルが仕事の中心現場作業・接客など、動きや雰囲気で魅力が伝わる仕事
人事や経営者が自分の言葉で発信できる文章を書く担当者が社内にいない
説明会やイベントの告知が多い募集は年に数回で、告知の機会が少ない
大学生・20代の若手を採用したい40〜50代の経験者を中心に採用したい

どちらにも当てはまる場合は、まず動画のSNSで職場を見せ、Xは告知と会話の場として小さく始めるのがおすすめです。職種による選び方は採用SNSは職種別に使い分けるで詳しく解説しています。

X採用の始め方4ステップ

目的決め・プロフィール設定・固定ポスト・投稿の継続の4ステップでX採用を始める流れの図解スライド

X採用は、アカウントを作ってすぐ投稿を始めるのではなく、準備を整えてから始めるほうが成果につながりやすくなります。

ステップやることポイント
1. 目的を決める誰に、何を伝えるかを決める新卒か中途か、職種まで具体的に
2. プロフィールを整える自己紹介と採用サイトのURLを設定する何のアカウントか一目でわかるようにする
3. 固定ポストを作る募集内容と応募方法をまとめる募集が変わったらすぐ更新する
4. 投稿を続ける投稿の型を決め、週に数回発信する担当者と、投稿前に確認する人を決める

採用専用のアカウントにするかを決める

会社の公式アカウントで採用情報も発信するか、採用専用のアカウントを作るかは、最初に決めておきたいポイントです。採用の発信が多くなる場合は、専用アカウントのほうが学生に見つけてもらいやすくなります。判断の基準は採用アカウントは分けるべき?をご覧ください。

弊社の支援について

弊社は、企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社です。Instagram・TikTok・YouTube・Threadsのほか、採用媒体やMeta広告の運用にも対応しています。警備会社の支援では、月間再生数1,000万回超え・採用問い合わせ200件超につながりました。動画で知ってもらい、Xやプロフィールで応募まで迷わせないよう、媒体をまたいだ設計を大切にしています。

X採用でよくある質問

Q. X(旧Twitter)は採用に使えますか?

A. 使えます。総務省の令和7年度調査では、Xの利用率は20代で73.4%と全年代で最も高く、27卒の就活生を対象にしたネオキャリアの調査でも、就活で活用したSNSとしてXが64.2%で最多でした。

Q. X採用では何を投稿すればいいですか?

A. 人事や社員のつぶやき、選考・イベントの告知、よくある質問への回答、会社の考え方、動画や記事の紹介の5つの型がおすすめです。型を決めておくと、投稿を続けやすくなります。

Q. XとInstagram・TikTokはどう使い分けますか?

A. Xは文字で人柄や考え方を伝える場所、InstagramとTikTokは写真や動画で職場の雰囲気を伝える場所として使い分けます。Xのポストから、InstagramやYouTubeの動画へ案内するのも効果的です。

Q. Xのポストは何文字まで書けますか?

A. X開発者ドキュメントによると、ポストは最大280文字で、日本語は1文字を2文字分として数えるため約140文字が上限です。URLは長さに関係なく23文字分として数えられます。

Q. X採用はどんな会社に向いていますか?

A. 考え方やスキルが仕事の中心になる業種や、人事・経営者が自分の言葉で発信できる会社に向いています。動きや雰囲気で魅力が伝わる仕事は、InstagramやTikTokを中心にするのがおすすめです。

まとめ:Xで人柄を伝え、ほかのSNSと組み合わせる

  • Xの利用率は20代で73.4%と、全年代で最も高い
  • 27卒の就活生が就活で活用したSNSは、Xが64.2%で最多
  • Xは「文字で人柄と考え方を伝える」のが得意な場所
  • 投稿の型を決め、固定ポストとプロフィールで採用サイトへつなぐ
  • InstagramやYouTubeと役割を分けて組み合わせる

「Xを採用に使ってみたい」「今のSNSとどう組み合わせればいいか知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。就活生がSNSの情報をどう受け止めているかは、就活生はSNSをどう見ている?でも紹介しています。

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監修者 佐々木啓吾

監修:佐々木啓吾

株式会社Add Value 代表

企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社を経営。Instagram・TikTok・採用媒体・Threads・YouTube・Meta広告・簡易採用LPまで対応し、約20案件を並行支援。警備会社のSNS採用で問い合わせ200件超、支援先の月間再生数は1,000万回超えなどの実績を持つ。

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