SNS運用代行の費用は、月数万円から100万円を超えるものまで幅があり、その差は「どこまでの業務を任せるか」でほぼ決まります。投稿作業だけなら月数万円〜10万円程度、企画・撮影・動画編集まで任せると月30万円以上になるのが一般的な目安です。
「見積もりを取ったら、会社ごとに金額がバラバラだった」「自社にとっての適正価格がわからない」と感じていませんか? この記事では、採用に特化したSNS運用代行を行う弊社が、業務範囲ごとの費用の幅、料金の内訳、安い代行と高い代行の違い、費用対効果の考え方までを解説します。外注を検討中の担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- SNS運用代行の費用相場は「業務範囲」ごとの幅で見るべき理由
- 料金の内訳(企画・撮影・編集・分析)と、それぞれにかかる手間
- 安い代行と高い代行の違い、費用対効果の考え方
- 見積もり前に確認したいポイントと、弊社の料金(例)
※記事中の費用の目安は、複数の運用代行会社が公開している料金情報をもとにした目安です(2026年10月時点)。
SNS運用代行の費用相場(業務範囲別の早見表)

結論から言うと、SNS運用代行に「これが相場」という1つの金額はありません。各社が公開している料金を並べると、同じ「運用代行」でも数万円のプランから100万円を超えるプランまであり、数字は会社ごとに食い違います。
そこで役に立つのが、「どこまでの業務を任せるか」で区切って、費用の幅をつかむという見方です。
業務範囲別の月額の目安
| 依頼する範囲 | 月額の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 投稿代行のみ | 月数万円〜10万円程度 | 支給された写真・動画の加工、投稿作業、簡単な報告 |
| 企画・分析込み | 月10万〜30万円程度 | 投稿企画、画像・簡単な動画の制作、月次の分析と改善提案 |
| 撮影・動画制作込み | 月30万〜60万円程度 | 企画・台本、撮影、ショート動画の編集、投稿、分析まで一貫 |
| 広告運用まで含むフル支援 | 月50万円〜(100万円超もあり) | 戦略設計、複数媒体の運用、広告運用、インフルエンサー施策など |
ご覧のとおり、価格帯どうしは一部重なっています。同じ月30万円でも、静止画中心で投稿数が多いプランと、撮影込みのショート動画で本数が少ないプランがあるためです。金額だけでなく「何本・何を・どこまで」をセットで比べましょう。
初期費用がかかる場合もある
月額とは別に、契約時だけ「初期費用」がかかる会社もあります。内容はアカウントの現状分析、ターゲット設定、プロフィールの整備などです。初期費用0円の会社もあれば、数十万円程度かかる会社もあるため、見積もりでは月額と初期費用を分けて確認しましょう。
Instagram・TikTok運用代行の費用目安
Instagram運用代行の費用は、フィード投稿(画像)中心か、リール(ショート動画)中心かで大きく変わります。リールやTikTokは撮影と編集の手間がかかるため、動画中心の運用は上の表の「撮影・動画制作込み」の帯に入りやすいと考えておくとよいでしょう。採用目的のSNS運用に絞った費用はSNS採用代行の費用相場で詳しく解説しています。
SNS運用代行の料金の内訳(企画・撮影・編集・分析)

SNS運用代行の料金は、ほとんどが「人の手間(工数)」に対する費用です。大きく分けると、次の4つの工程に分解できます。
| 工程 | 主な作業 | 費用が増える要因 |
|---|---|---|
| 企画・台本 | 投稿テーマの決定、構成・セリフの作成 | 業界リサーチの量、台本の作り込み |
| 撮影 | 現場での撮影、出演者への演出指示 | 撮影日数、移動、機材、出演者の手配 |
| 編集・投稿 | カット、テロップ、音源、サムネイル、投稿作業 | 動画の本数・長さ、編集の凝り具合 |
| 分析・改善 | 数値の集計、レポート、翌月企画への反映 | 定例会議の頻度、分析の深さ |
成果を左右するのは「企画」と「分析」
4つの工程のうち、見た目の仕上がりに直結するのは撮影と編集です。しかし、「伸びる投稿」になるかどうかは、企画の質と、数字を見て直す分析でほぼ決まります。見積もりでは、この2つが料金に含まれているかを必ず確認しましょう。
撮影を自社で行うと費用は下がる
撮影を自社のスタッフが行い、代行会社は企画と編集を担う形にすると、費用を抑えられる場合があります。ただし、現場の担当者に撮影の手間がかかるため、社内で協力してくれる人がいるかを先に確認しておきましょう。動画1本ごとの制作費の考え方は採用動画の費用相場も参考になります。
安いSNS運用代行と高いSNS運用代行の違い

安い代行と高い代行の差は、「誰が考えて、誰が手を動かすか」の分担です。安いプランが悪いわけではなく、自社の体制に合っているかどうかで選ぶのが正解です。
| 比較ポイント | 安い代行(月10万円未満が中心) | 高い代行(月30万円以上が中心) |
|---|---|---|
| 企画 | 自社で考える、または簡単な提案のみ | 代行会社が企画・台本まで作る |
| 素材(写真・動画) | 自社で用意して支給する | 代行会社が撮影・制作する |
| 分析 | 数値の報告のみが多い | 原因を分析し、翌月の企画に反映する |
| 目標 | 投稿本数をこなすことが中心 | 問い合わせ・応募・売上などを目標に置く |
| 向いている会社 | 社内に企画・撮影できる人がいる | 社内にSNSの担当者や時間がない |
安いプランが向いているケース
すでに社内で企画や撮影ができていて、「投稿作業の手間だけ減らしたい」という場合は、投稿代行中心の安いプランで十分です。足りないのは「作業時間」だけなのかを見極めましょう。
高いプランが向いているケース
SNSの担当者がいない、何を投稿すればいいかわからない、という会社は、企画から分析まで任せられるプランが向いています。安いプランを選んでも、企画と撮影が社内に残れば、結局は担当者の負担と人件費が増えてしまいます。
迷ったときは、最初の数ヶ月だけ企画から任せて「伸びる型」を一緒につくり、慣れてきたら一部を社内に移す方法もあります。自社の体制に合わせて、任せる範囲を段階的に変えるのも、費用を無駄にしない選び方です。
SNS運用代行の費用対効果の考え方

費用対効果は、「月額」ではなく「運用期間の総額」と「得られた成果の数」で判断します。SNSは投稿を積み上げて伸びるため、1〜2ヶ月の数字だけで判断すると見誤ります。
3ステップで計算する
- 総額を出す:月額×運用期間(例:月30万円×6ヶ月=180万円)
- 成果を数える:問い合わせ数・応募数・来店数・売上など、SNS経由の成果
- 1件あたりの費用を比べる:総額÷成果数を、広告や求人媒体など他の手段と比べる
たとえば採用目的なら「応募1件あたり」、集客目的なら「問い合わせ1件あたり」の費用で比べると、他の手段と同じ物差しで判断できます。
投稿が「資産」として残る点も考える
広告は止めると効果も止まりますが、SNSの投稿やフォロワーはアカウントに残り続けます。運用をやめたあとも、過去の投稿が見られ続けるのがSNS運用の特徴です。数字に表れにくい「会社の認知」や「安心感」も含めて評価しましょう。
目標の数字は契約前に決めておく
「フォロワー数」「再生数」「問い合わせ数」のどれを目標にするかで、運用の中身は変わります。何をもって成功とするかを、代行会社と契約前にすり合わせておくことが、費用対効果を高めるいちばんの近道です。
見積もり前に確認したい5つのポイント
複数社の見積もりを比べるときは、金額より先に「料金に何が含まれているか」をそろえることが大切です。次の5点を確認しましょう。
- 月の投稿本数と種類:画像か動画か、ストーリーズは含むか
- 企画・撮影・編集の分担:どこまでを代行会社が行い、何を自社で用意するか
- 分析と改善の中身:レポートだけか、翌月の企画にまで反映するか
- 追加費用の条件:撮影の追加、出演者の手配、媒体の追加などで料金が増えるか
- 契約期間と解約条件:最低契約期間と、途中解約のルール
特に見落としやすいのが4つ目です。月額が安く見えても、撮影のたびに追加費用がかかると、総額は高くなることがあります。採用目的で代行会社を選ぶ場合のチェックポイントは採用に強いSNS運用代行の選び方でまとめています。
当社の料金(例)

比較の基準として、弊社(株式会社Add Value)の料金を例に挙げます。弊社は企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社で、Instagram・TikTokのほか、採用媒体やMeta広告の運用にも対応しています。大枠のプランをもとに、初回MTGとヒアリングシートの回答を踏まえてカスタマイズし、認識をすり合わせてから運用を始めます。
| プラン | 月額 | 投稿数 |
|---|---|---|
| Aプラン | 30万円 | 6投稿/月 |
| Bプラン | 45万円 | 10投稿/月 |
| Cプラン | 55万円 | 12投稿/月 |
上の早見表でいうと、「撮影・動画制作込み」の帯にあたります。プランの違いは主に月の投稿数で、撮影の規模や媒体数によって金額は個別にご相談となります。
契約期間を6ヶ月からにしている理由
SNSは、投稿を重ねてデータを集め、企画を改善していくことで伸びていきます。数ヶ月かけて「伸びる型」を見つける前提で、6ヶ月からの契約にしています。
この料金で支援した事例
警備会社の採用支援では、TikTokとInstagramを運用し、採用問い合わせ200件超につながりました(TikTok15万フォロワー・Instagram4万フォロワー)。整体・マッサージ系サロンでも採用問い合わせ80件超を実現しています。どちらも、ショート動画の企画・投稿設計に加え、アカウント改善と問い合わせ導線の設計までをセットで支援しました。SNSを使った採用の全体像はSNS採用の完全ガイドもあわせてご覧ください。
運用とあわせて広告で応募を増やしたい場合は、SNS採用広告の始め方の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. SNS運用代行の費用相場はいくらですか?
任せる業務の範囲で大きく変わります。複数の運用代行会社の公開料金をもとにした目安では、投稿代行のみで月数万円〜10万円程度、企画・分析込みで月10万〜30万円程度、撮影・動画制作込みで月30万〜60万円程度です。広告運用まで含むと月50万円以上になることもあります。
Q. 月10万円以下でも依頼できますか?
依頼できる会社はあります。ただし、多くは投稿作業が中心で、企画や写真・動画の素材は自社で用意する形になります。社内に企画や撮影ができる人がいるかどうかで判断しましょう。
Q. 成果が出るまでどのくらいかかりますか?
業種や目的によって異なりますが、最低でも3〜6ヶ月は続ける前提で考えるのがおすすめです。SNSは投稿の積み重ねで伸びるため、1〜2ヶ月で判断すると、改善の途中でやめてしまうことになります。
Q. 自社で運用するのと外注するのは、どちらが安いですか?
見た目の支出は自社運用のほうが少なく済みます。ただし、担当者の人件費や、企画・撮影・編集に使う時間も費用です。担当者の時間を金額に置き換えて比べると、外注のほうが割安になるケースも少なくありません。
Q. 見積もりが会社ごとにバラバラなのはなぜですか?
投稿本数、画像か動画か、撮影の有無、分析の深さなど、料金に含まれる業務の範囲が会社ごとに違うためです。比べるときは、本記事の「見積もり前に確認したい5つのポイント」で条件をそろえてから比較しましょう。
まとめ:費用は「何を任せるか」で比べよう
- SNS運用代行の費用は1つの相場ではなく、業務範囲ごとの幅で見る
- 目安は投稿代行のみで月数万円〜10万円程度、撮影・動画制作込みで月30万円以上
- 料金の中身は「企画・撮影・編集・分析」の工数。成果を左右するのは企画と分析
- 安い代行と高い代行の差は、企画と撮影を誰が担うか
- 費用対効果は「総額÷成果数」で、他の手段と同じ物差しで比べる
「自社の場合はどのプランが合うのか」「見積もりの中身が妥当か見てほしい」という方は、お気軽にご相談ください。約20案件の支援で得た知見をもとに、目的に合った運用の進め方をご提案します。
株式会社Add Value 代表
企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社を経営。Instagram・TikTok・採用媒体・Threads・YouTube・Meta広告・簡易採用LPまで対応し、約20案件を並行支援。警備会社のSNS採用で問い合わせ200件超、支援先の月間再生数は1,000万回超えなどの実績を持つ。


