「他社はどんな採用動画で応募を集めているの?」「事例を見ても、自社でどう真似すればいいのかわからない」──そんなお悩みはありませんか。
採用動画の成功事例とは、動画をきっかけに応募・問い合わせ・職場見学などの採用成果につながった事例のことです。この記事では、弊社が支援した2社の事例と、業界別によく使われる動画の型、応募が集まる動画の共通点、バズだけでは採用につながらない理由、自社制作と外注の選び方までを解説します。採用動画を始める前に、ぜひ参考にしてください。
この記事の要点
- 事例は再生数ではなく「応募・問い合わせにつながったか」で見る
- 弊社の支援事例では、警備会社で採用問い合わせ200件超、整体・マッサージ系サロンで80件超につながった
- 応募が集まる動画の共通点は「人が主役」「仕事のリアル」「続けて出す」「次の行動を示す」の4つ
- バズっても、プロフィールと応募先の導線がなければ応募は増えない
- 自社制作は担当者の時間、外注は費用がかかる。企画と分析だけ任せる方法もある
採用動画の成功事例はどう見る?参考にするときのポイント
採用動画の事例を見るときは、再生数やフォロワー数より「応募・問い合わせにつながったか」と「なぜつながったか」を確認します。再生数が多くても、採用につながっていない動画は少なくありません。
| 見るポイント | 確認すること |
|---|---|
| 成果の数字 | 再生数だけでなく、応募数・問い合わせ数・採用数が示されているか |
| 誰に向けた動画か | 新卒・中途・アルバイトなど、採用したい相手が自社と近いか |
| 動画の型 | 社員紹介・1日密着・あるあるなど、どの型で伝えているか |
| 応募までの導線 | プロフィールや採用ページ、応募フォームまでどうつないでいるか |
| 続けている期間と本数 | 単発のヒットか、続けて出した結果か |
真似するべきは動画の見た目ではなく、「誰に・何を・どの順番で」伝えているかという設計です。採用動画の種類や作り方の基本は採用動画とは?でまとめています。
採用動画の成功事例|弊社が支援した2社
弊社が支援した中から、ショート動画で採用問い合わせが増えた2社の事例を紹介します。どちらも、動画づくりと合わせて問い合わせまでの導線を設計しました。

| 項目 | 警備会社 | 整体・マッサージ系サロン |
|---|---|---|
| フォロワー | Instagram 4万 / TikTok 15万 | Instagram 1万 / TikTok 5,000 |
| 月間再生数 | 1,000万回超え | 750万回超え |
| 採用問い合わせ | 200件超 | 80件超 |
| 支援内容 | ショート動画の企画/投稿設計/アカウント改善/問い合わせ導線の設計 | |
警備会社:仕事の中身が見えないという壁を動画で越えた
警備の仕事は、求人票だけでは「実際に何をするのか」「どんな人が働いているのか」が伝わりにくい職種です。弊社では、ショート動画の企画と投稿設計を行い、アカウントの見せ方と問い合わせまでの導線を整えました。その結果、TikTok 15万フォロワー・月間再生数1,000万回超え・採用問い合わせ200件超につながりました。詳しくはTikTok採用とは?でも紹介しています。
整体・マッサージ系サロン:小規模でも「一緒に働く人」を見せた
サロンのような小規模な職場では、大手のような求人広告費をかけにくいという悩みがあります。こちらも同じく、ショート動画の企画からアカウント改善、問い合わせ導線の設計までを支援し、月間再生数750万回超え・採用問い合わせ80件超につながりました。会社の規模が小さくても、動画で働く人と職場の様子を伝えれば、応募のきっかけは作れます。詳しい運用は整体院・サロンの採用難をSNSで解決で紹介しています。
業界別の採用動画の事例|よく使われる動画の型
採用動画で成果を出している企業は、業界ごとに「求職者が不安に思うこと」に答える型を使っています。下の表は、業界別によく使われる企画の型をまとめたものです(特定の企業の成果を示すものではありません)。

| 業界 | 求職者が不安に思うこと | よく使われる動画の型 |
|---|---|---|
| 建設・現場系 | きつそう、怖そう | 1日密着、道具・重機の紹介、先輩と新人の会話 |
| 製造業 | 何を作っているかわからない | 工程の紹介、完成品ができるまで、社員の素顔 |
| 介護・医療 | 大変そう、人間関係が心配 | 先輩の声、チームの雰囲気、休憩時間の様子 |
| 飲食・サロン | 忙しそう、未経験で大丈夫か | スタッフの人柄、仕事のあるある、練習・研修の様子 |
| 警備 | 仕事の中身が見えない | 仕事内容の紹介、隊員の1日、資格や研修の話 |
同じ型でも、自社の社員が自分の言葉で話すことで、他社と違う動画になります。職種ごとのSNSの選び方は採用SNSは職種別に使い分ける、Instagramでの事例はInstagram採用の成功事例もご覧ください。
応募が集まる採用動画の共通点は?
応募が集まる採用動画には、「人が主役」「仕事のリアル」「続けて出す」「次の行動を示す」という4つの共通点があります。

- 人が主役:建物やサービスより、そこで働く人の表情や会話を見せる
- 仕事のリアル:良いところだけでなく、大変なところも正直に伝える
- 続けて出す:1本のヒットに頼らず、反応のよい企画を「型」にしてくり返す
- 次の行動を示す:「募集中です」「詳しくはプロフィールへ」と、見た人がすることを伝える
株式会社InitialSiteの「就活生・新卒社会人400人調査」(2026年5月実施・インターネット調査・企業SNSやショート動画の閲覧経験がある400人)では、魅力的な企業SNSを見ると応募意欲が「大きく高まる」「やや高まる」と答えた人が合わせて80.1%でした。一方で、同じ調査の第二弾では、企業SNSを見て印象が「悪くなった」人も23.8%いました。飾りすぎた動画より、実際の職場が伝わる動画のほうが信頼につながります。
事例を自社に取り入れる4つの手順
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1. 採用したい相手を決める | 職種・年代・経験の有無を決め、その人が応募前に不安に思うことを書き出す |
| 2. 事例から型を選ぶ | 不安に答えられる型(1日密着、先輩の声、仕事のあるあるなど)を2〜3個選ぶ |
| 3. 自社の社員で撮る | 台本は短くし、社員が自分の言葉で話せるようにする |
| 4. 数字を見て型を残す | プロフィールへのアクセスや応募数を見て、反応のよい型をくり返す |
ポイントは、最初から完璧な動画を目指さず、2〜3個の型を試して残すことです。弊社の支援でも、投稿を重ねて反応を見ながら企画を絞り込んでいきます。
バズだけでは採用につながらない理由は?
バズ(短期間で多くの人に見られること)だけで採用につながらないのは、動画を見た人が次に進む場所と、応募する理由が用意されていないからです。再生数は入り口の数字で、応募はその先の行動です。

| 項目 | バズで終わる動画 | 応募につながる動画 |
|---|---|---|
| 内容 | 流行りのネタだけで、何の会社かわからない | 仕事内容や働く人が伝わる |
| 見ている人 | 求職者以外が多い | 採用したい相手に近い人が多い |
| プロフィール | 採用の情報や応募先がない | 職種・勤務地と採用ページへのリンクがある |
| 見る数字 | 再生数・いいね数 | プロフィールへのアクセス・リンクのクリック・応募数 |
InitialSiteの調査(第二弾)では、企業SNSを見たあとに「説明会に参加した」人が41.8%、「企業HPを詳しく調べた」人が41.5%で、「応募した」人は15.0%でした。動画を見てすぐ応募する人より、まず詳しく調べる人のほうが多いため、採用ページや説明会の案内までの導線が欠かせません。くわしくはTikTok採用でバズっても応募が来ない理由と採用SNSの導線設計で解説しています。
採用動画は自社で作る?外注する?
撮影・編集できる社員がいて続けられる体制があるなら自社制作、何を撮ればいいかわからない・続ける自信がないなら外注が向いています。企画と分析だけを外部に任せ、撮影は社内で行う分担もできます。

| 項目 | 自社制作 | 外注 |
|---|---|---|
| 費用 | 外部の費用はほぼかからない | ショート動画の継続制作で月20万〜50万円程度が目安 |
| 手間 | 企画・撮影・編集に担当者の時間がかかる | 撮影場所や出演者の調整、内容の確認が中心 |
| メリット | 社内の雰囲気をそのまま出しやすい | 応募につながる企画の型や分析の経験を使える |
| デメリット | 担当者が忙しくなると止まりやすい | 任せきりにすると社内にノウハウが残りにくい |
| 向いている会社 | 撮影・編集できる社員がいて、続けられる体制がある | 何を撮ればいいかわからない、続ける自信がない |
株式会社Add Valueは、企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社です。採用目的のショート動画を企画から撮影・編集・投稿・分析までお受けし、動画を作って終わりにせず、応募につながる運用まで担当します。大枠のプランをもとに、初回MTGとヒアリングシートの回答を踏まえてカスタマイズし、認識をすり合わせてから運用を始めます。料金はAプラン月額30万円(6投稿/月)、Bプラン月額45万円(10投稿/月)、Cプラン月額55万円(12投稿/月)です(契約期間6ヶ月〜。動画の内容・工数・媒体数により変動します)。費用の内訳は採用動画の相場はいくら?で詳しく紹介しています。
採用動画の事例でよくある質問
Q. 採用動画の成功事例はどこを見ればいいですか?
A. 再生数より、応募・問い合わせにつながったかを見ます。あわせて、誰に向けた動画か、どの型で伝えているか、応募までの導線をどう作っているかを確認すると、自社に取り入れやすくなります。
Q. 他社の採用動画をそのまま真似してもいいですか?
A. 構成や企画の考え方を参考にするのはよいですが、そのまま再現するのはおすすめしません。自社の社員が自分の言葉で話し、実際の職場を見せることで、信頼される動画になります。
Q. 採用動画で成果が出るまでどのくらいかかりますか?
A. ショート動画は続けて出すことで効果が出やすく、数か月単位で見るのが一般的です。弊社では契約期間を6ヶ月〜としており、半年程度で判断することをおすすめしています。
Q. 採用動画は何本くらい作ればいいですか?
A. ショート動画は1本で判断せず、週1〜3本を続けて出すのがおすすめです。反応を見ながら型を絞り込むには、ある程度の本数が必要です。会社紹介ムービーのような長尺動画は、1本を作り込んで長く使います。
Q. 採用動画がバズったのに応募が来ないのはなぜですか?
A. 動画を見た人が次に進む場所が用意されていないことが多いです。プロフィールに職種・勤務地と採用ページへのリンクを置き、動画の最後で次の行動を伝えましょう。
Q. 小さな会社でも採用動画で成果は出ますか?
A. 出せます。弊社が支援した整体・マッサージ系サロンでは、ショート動画の運用で採用問い合わせ80件超につながりました。働く人と職場の様子を伝えることが大切です。
まとめ:採用動画の事例は「設計」を学んで自社の言葉で作ろう
- 事例は再生数ではなく、応募・問い合わせにつながったかで見る
- 弊社の支援事例では、警備会社で採用問い合わせ200件超、整体・マッサージ系サロンで80件超
- 応募が集まる動画は人が主役・仕事のリアル・続けて出す・次の行動を示す
- バズだけでは応募は増えない。プロフィールと採用ページまでの導線を用意する
- 自社制作か外注かは、社内の体制と続けられるかで決める
「自社ならどんな採用動画が合うか知りたい」「ショート動画で応募を増やしたい」という方は、お気軽にご相談ください。SNSを使った採用の全体像はSNS採用とは?もあわせてご覧ください。
参考情報(2026年11月2日確認)
株式会社Add Value 代表
企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社を経営。Instagram・TikTok・採用媒体・Threads・YouTube・Meta広告・簡易採用LPまで対応し、約20案件を並行支援。警備会社のSNS採用で問い合わせ200件超、支援先の月間再生数は1,000万回超えなどの実績を持つ。


