「採用のためにInstagramを始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「アカウントはあるのに、応募につながっていない」──そんなお悩みはありませんか。
Instagram採用とは、Instagramで職場の雰囲気や働く人の様子を発信し、求職者に会社を知ってもらい、応募につなげる採用手法です。この記事では、採用アカウントの設計、リール・フィード・ストーリーズの使い分け、運用体制とスケジュール、効果測定の見方までを、これから始める方にもわかるように解説します。
この記事の要点
- Instagram採用は、求人票では伝わらない「職場の雰囲気」を見せて応募の不安を減らす手法
- アカウントは、プロフィール・リンク・ハイライト・固定投稿・DM窓口の5つを先に整える
- リールで知ってもらい、フィードとストーリーズで納得してもらう
- 月初の企画会議→まとめ撮り→週2本の投稿→振り返りのサイクルで続ける
- 効果は「発見→興味→検討→応募」の4段階で、止まっている所を見つけて直す
Instagram採用とは?メリットと注意点
Instagram採用の一番のメリットは、写真や動画で職場の雰囲気がそのまま伝わり、応募前の不安を減らせることです。求人票には書ききれない「どんな人と、どんな場所で働くのか」を見せられます。

総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月1〜7日・13〜79歳の1,800人)では、Instagramの利用率は全年代で54.8%でした。若い世代だけでなく、中途採用の対象となる世代にも届けやすいSNSです。
| メリット | 注意点(デメリット) |
|---|---|
| 求人票では伝わらない職場の雰囲気を見せられる | 成果が出るまで数か月かかる |
| 幅広い年代に届けられる | 投稿が止まると「動いていない会社」に見える |
| 投稿が会社の資産として残る | 出演する社員への説明と配慮が必要 |
| 応募前に会社を確かめる場所になる | 応募ページへの導線を自分で作る必要がある |
Instagramは「応募を集める場所」であると同時に、求人を見た人が「確かめに来る場所」でもあります。採用にSNSが必要な理由は採用にSNS活用が必要な理由で詳しく解説しています。
採用アカウントの作り方は?プロフィール・ハイライト・導線の設計
採用アカウントは、投稿を始める前にプロフィール文・応募ページへのリンク・ハイライト・固定投稿・DM窓口の5つを整えます。投稿を見て興味を持った人が、迷わず応募までたどり着けるようにするためです。

プロフィールとリンク
アカウント名には「採用」や「recruit」を入れ、採用のためのアカウントだとひと目でわかるようにします。プロフィール文には、どんな職種を募集しているか、どこで働くか、どうすれば応募できるかを短く書き、応募ページへのリンクを置きましょう。
ハイライトと固定投稿
ハイライトとは、ストーリーズをプロフィールに残しておける機能です。「仕事内容」「社員紹介」「待遇・研修」「応募方法」のように分けておくと、知りたい情報にすぐたどり着けます。固定投稿には、初めて来た人に見てほしい投稿を3本選んで置きます。
「応募はハードルが高いけれど、話は聞いてみたい」人のために、DMで見学や質問を受け付ける窓口も用意しておくと、問い合わせが増えやすくなります。採用アカウントを会社の公式アカウントと分けるべきかは採用アカウントは分けるべき?、応募までのつなぎ方は採用SNSの導線設計で解説しています。
採用に効く投稿の型は?リール・フィード・ストーリーズの使い分け
採用の投稿は、リールで知ってもらい、フィードとストーリーズで納得してもらうという役割分担で考えます。

| 投稿の種類 | 採用での役割 | 投稿例 |
|---|---|---|
| リール(縦型の短い動画) | まだ会社を知らない人に届ける | 仕事の1シーン、社員の一日、職場の紹介 |
| フィード(画像の投稿) | 情報を整理して残し、保存してもらう | 待遇・研修のまとめ、よくある質問 |
| ストーリーズ(24時間で消える投稿) | フォロワーと日々つながり、ハイライトに残す | 説明会の告知、社内イベント、質問箱 |
採用リールの企画のコツ
採用リールでは、冒頭の1〜2秒で「どんな仕事か」「どんな人がいるか」が伝わるように作ります。きれいに作り込むより、現場の音や社員の自然な表情が入っているほうが、働くイメージが伝わります。構成の組み方はInstagramリール台本の作り方で解説しています。「仕事紹介」「社員の一日」「よくある質問」などをシリーズにすると、企画に迷わず続けられます。
弊社が支援した整体・マッサージ系サロンでは、ショート動画の企画・投稿設計から問い合わせ導線の設計までを行い、Instagram 1万フォロワー・月間再生数750万回超え・採用問い合わせ80件超につながりました。詳しくは整体院・サロンの採用難をSNSで解決で紹介しています。
Instagram採用の始め方は?5つのステップ
Instagram採用は、採りたい人物像を決める→アカウントを整える→投稿をためる→運用を回す→数字で直すの5ステップで始めます。いきなり投稿を始めるより、最初に「誰に何を伝えるか」を決めておくと、投稿の内容がぶれません。
| ステップ | やること | 目安の期間 |
|---|---|---|
| 1. 人物像を決める | 採りたい人の年代・経験・仕事選びで気にすることを書き出す | 1週間 |
| 2. アカウントを整える | プロフィール・リンク・ハイライト・DM窓口を用意する | 1週間 |
| 3. 投稿をためる | リールとフィードを合わせて9本ほど投稿し、見に来た人が雰囲気をつかめる状態にする | 1か月 |
| 4. 運用を回す | 企画会議→まとめ撮り→投稿→振り返りを毎月くり返す | 毎月 |
| 5. 数字で直す | 4段階の数字を見て、止まっている所を直す | 3か月ごと |
人物像の決め方は採用SNSのペルソナ設計で解説しています。プロフィールを開いたときに投稿が数本しかないと不安を与えるため、応募の呼びかけは投稿がたまってから強めるのがおすすめです。
Instagram採用の運用体制とスケジュールの目安は?
運用は、月初の企画会議→まとめ撮り→週2本ほどの投稿→月末の振り返りを毎月くり返すのが目安です。担当者1人に任せきりにせず、撮影や出演に協力する人を決めておきましょう。

| 時期 | やること | 関わる人 |
|---|---|---|
| 月初 | 投稿テーマと出演者を決める企画会議 | 採用担当・現場の責任者 |
| 第1〜2週 | 1〜2日で数本分をまとめて撮影する | 採用担当・出演する社員 |
| 毎週 | 決まった曜日に投稿し、コメントやDMに返信する | 採用担当 |
| 月末 | 数値と応募数を見て、翌月の企画に反映する | 採用担当・責任者 |
社員に出演してもらうときは、どこに公開されるか、いつまで残るかを事前に説明し、了解をとってから撮影します。社内で回すのが難しい場合は、企画や撮影だけを外部に任せる方法もあります。大切なのは、忙しい時期でも投稿が止まらない仕組みを作ることです。
Instagram採用の効果測定はどう見る?
効果測定は、「発見→興味→検討→応募」の4段階で数字を見て、どこで止まっているかを見つけます。フォロワー数だけで判断しないことが大切です。

Instagramヘルプセンターの「Instagramインサイトについて」によると、公開アカウントでは無料のインサイト(Instagramの分析機能)で、閲覧数・閲覧者・インタラクション(いいね・コメント・保存・シェアなどの反応)などを確認でき、期間は過去90日以内で選べます。応募数や採用数はInstagramの外で起きるため、応募フォームで「何を見て応募したか」を聞いて記録しましょう。
| 止まっている段階 | 考えられる原因 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 発見(閲覧数が少ない) | 投稿が少ない、冒頭で興味を引けていない | 投稿本数とリールの冒頭 |
| 興味(プロフィールに来ない) | 会社や仕事が伝わっていない | 投稿の中で会社名・職種を伝える |
| 検討(リンクが押されない) | 応募方法がわかりにくい | プロフィール文・ハイライト |
| 応募(応募が来ない) | 応募ページが長い、条件が不明 | 応募フォームと募集要項 |
指標の決め方や見る期間は採用SNSの効果測定、応募から逆算した運用のポイントは採用Instagramの効果を最大化する方法で詳しく解説しています。
Instagram採用でよくある質問
Q. Instagram採用とは何ですか?
A. Instagramで職場の雰囲気や働く人の様子を発信し、求職者に会社を知ってもらい、応募につなげる採用手法です。求人票では伝わらない情報を見せて、応募前の不安を減らせます。
Q. 採用アカウントは何から作ればいいですか?
A. 投稿を始める前に、採用とわかるアカウント名とプロフィール文、応募ページへのリンク、ハイライトの分類、固定投稿、DMでの問い合わせ窓口の5つを整えます。
Q. Instagram採用の成果が出るまでどのくらいかかりますか?
A. 投稿がたまり、会社の雰囲気が伝わるまでには数か月かかることが多いです。最初の1か月で9本ほど投稿をためてから運用を回し、3か月ごとに数字を見直すのがおすすめです。
Q. 採用Instagramは週に何本投稿すればいいですか?
A. 週2本ほどを目安に、決まった曜日に投稿するのがおすすめです。本数よりも、忙しい時期でも止まらずに続けられることを優先しましょう。
Q. リールとフィードはどちらを優先すべきですか?
A. まだ会社を知らない人に届けたい場合はリールを優先します。待遇や研修などの情報はフィードにまとめ、ストーリーズはハイライトに残して整理すると、リールで興味を持った人が納得しやすくなります。
Q. Instagram採用の効果はどう測ればいいですか?
A. 閲覧数、プロフィールへのアクセス数、リンクのクリック数、応募数の4段階で数字を見て、どこで止まっているかを見つけます。応募数は応募フォームで「何を見て応募したか」を聞いて記録します。
参考になるアカウントの見方はInstagram採用の成功事例、運用を外部に任せる場合はInstagram運用代行の選び方で紹介しています。
サロンでのInstagram活用は、アイリストの採用方法や美容師採用とInstagramの活用でも解説しています。
まとめ:Instagram採用は「確かめに来た人」が応募できる設計から
- Instagram採用は、職場の雰囲気を見せて応募前の不安を減らす手法
- 投稿の前に、プロフィール・リンク・ハイライト・固定投稿・DM窓口を整える
- リールで知ってもらい、フィードとストーリーズで納得してもらう
- 月初の企画会議からの毎月のサイクルで、投稿を止めない
- 効果は4段階で見て、止まっている段階を直す
「採用Instagramを立ち上げたい」「アカウントはあるのに応募が来ない」という方は、お気軽にご相談ください。TikTokとあわせて検討したい方はTikTok採用とは?、職種別の使い分けは採用SNSは職種別に使い分けるもご覧ください。
参考情報(2026年11月1日確認)
株式会社Add Value 代表
企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社を経営。Instagram・TikTok・採用媒体・Threads・YouTube・Meta広告・簡易採用LPまで対応し、約20案件を並行支援。警備会社のSNS採用で問い合わせ200件超、支援先の月間再生数は1,000万回超えなどの実績を持つ。


