採用SNSの始め方|準備から最初の応募までのステップ

採用SNSの計画を立てる人事担当者のイラストと、採用SNSの始め方を示すタイトル

採用SNSの始め方とは、採用したい人と応募の受け皿を先に決めてから、投稿を始める進め方です。「とりあえずアカウントを作ったものの、何を投稿すればいいかわからない」と感じていませんか?

この記事では、始める前に決めること、アカウント設計、最初の30本の投稿計画、導線と対応体制、最初の3か月の進め方を順番に解説します。そのまま使える投稿計画の表も用意しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の要点

  • 投稿の前に「誰を、何人、いつまでに、どこから応募してもらうか」を決める
  • アカウントは名前・プロフィール・固定投稿・ハイライト・リンクの5つを整える
  • 最初の30本は5つのテーマに分けて計画する(週2〜3本で約3か月)
  • 応募後の返信担当と返信期限を決めてから募集を案内する
  • 3か月目までは応募数だけでなく、プロフィール閲覧や問い合わせまでの流れを確かめる
目次

採用SNSを始める前に決めることは?

始める前に決めるのは、誰を、何人、いつまでに採用し、どこから応募してもらうかです。ここが決まっていないと、投稿が伸びても応募につながりにくくなります。

採用する相手、採用人数と時期、応募の受け皿、担当と体制という採用SNSを始める前に決める4項目をまとめた図解スライド
決めること具体例決めないと起こること
採用する相手未経験の20代、資格を持つ経験者など誰にも響かない投稿になる
人数と時期半年で2名、来年4月に3名必要な本数や費用を判断できない
応募の受け皿採用サイト、応募フォーム、DM見た人が次に動けない
担当と協力者担当1人、出演者1〜2人途中で投稿が止まる
見る数字問い合わせ数、応募数再生数だけで判断してしまう

相手の決め方は採用SNSのペルソナ設計で詳しく解説しています。人数と時期から逆算すると、必要な問い合わせ数も見えてきます。たとえば1名を採用するのに5件の問い合わせが必要な会社なら、2名の採用には10件が目安です。この比率は自社の過去の採用実績から出してみましょう。

どのSNSから始める?

最初は1媒体に絞るのがおすすめです。総務省の令和7年度調査(2025年12月、n=1,800)では、Instagramの利用率は20代で82.6%、TikTokの利用率は10代で67.9%・20代で61.5%でした。若手にはこの2つが候補になります。職種ごとの選び方は採用SNSの職種別の使い分けをご覧ください。

採用SNSのアカウント設計はどうする?

アカウント設計では、初めて見た人が30秒で「どんな会社で、どう応募するか」をわかる状態を作ります。投稿が伸びたときに見られるのはプロフィールだからです。

アカウント名、プロフィール文、固定投稿、ハイライト、リンクというアカウント設計で整える5項目を示した図解スライド
項目書くこと・置くもの例
アカウント名社名と「採用」を入れる〇〇株式会社【採用公式】
プロフィール文業種、募集職種、勤務地東京の警備会社|未経験の隊員を募集中
固定投稿最初に見てほしい3本会社紹介、仕事の1日、募集案内
ハイライトよく聞かれることを整理給与、休日、選考の流れ
リンク応募先を1つに絞る採用サイトの募集ページ

会社の公式アカウントと分けるかどうかは、採用アカウントは分けるべきかで判断基準をまとめています。

「会社の色」はどう決める?

他社と似た発信にならないよう、「明るい職場」のような言葉を具体的な場面に置き換えましょう。たとえば「先輩が新人の失敗を笑って一緒に直す」のように書けると、企画にそのまま使えます。社員に「入社して意外だったこと」を聞くと、言葉が見つかりやすくなります。

最初の30本の投稿計画はどう作る?

最初の30本は、5つのテーマに分けて先に一覧を作ると迷わず続けられます。週2〜3本のペースなら、約3か月分です。

社員の話8本、仕事の1日6本、よくある質問6本、会社の考え方5本、募集案内5本で合計30本にする投稿計画を示した図解スライド

次の表は、株式会社Add Valueが投稿設計で使う考え方をもとにした目安です。業種や募集の内容に合わせて調整してください。

テーマ本数投稿の例目的
社員の話8本入社の決め手、前職との違い働く人を知ってもらう
仕事の1日6本出社から退社まで、よくある作業仕事を想像してもらう
よくある質問6本給与、休日、未経験でも大丈夫か不安を減らす
会社の考え方5本社長の話、大切にしていること合う人に共感してもらう
募集案内5本募集職種、選考の流れ、応募方法次の行動を案内する

1回の撮影日に4〜5本まとめて撮ると、担当者の負担を減らせます。具体的なネタは採用動画ネタ30選、話す内容の組み立て方は採用TikTokの台本の書き方で解説しています。完璧を目指して投稿が止まるより、続けながら直すほうが判断材料が増えます。

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採用人数と時期を伺い、応募から逆算したアカウント設計と投稿計画を一緒に考えます。

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応募までの導線と対応体制はどう整える?

導線はプロフィールから応募先まで1回の操作で進める形にし、応募後の返信担当と返信期限を決めておきましょう。せっかくの問い合わせも、返信が遅いと他社に流れてしまうことがあります。

投稿で興味を持ち、プロフィールで会社を確かめ、応募先へ1回の操作で進み、担当者が返信するという応募までの流れを示した図解スライド
応募先向いている場合デメリット
採用サイトじっくり読んでから応募してほしい制作の手間がかかる
応募フォーム入力を短くして応募を増やしたい情報が少ないと質問が増える
DMまず気軽に質問してほしい返信を見落としやすい

自社に採用ページがない場合は、簡易的なページを1枚用意するだけでも十分です。導線の詳しい作り方は採用SNSの導線設計で解説しています。

対応体制で決めておくことは?

  • 返信の担当者:休みの日に誰が代わるかまで決める
  • 返信の期限:たとえば「翌営業日まで」など社内で統一する
  • 返信の文面:よく使う案内はひな形にする
  • 現場の協力:面接や見学の受け入れ担当を決める

募集の情報は、実態と合う内容を保ちましょう。厚生労働省のリーフレットによると、2022年10月1日施行の改正職業安定法により、求人企業は虚偽の表示や誤解を生じさせる表示が禁止されています。

最初の3か月はどう進める?

最初の3か月は、1か月目に土台を作り、2か月目に型を見つけ、3か月目に応募の流れを確かめる進め方がおすすめです。短期間で応募数だけを見ると、判断を誤りやすくなります。

1か月目は土台づくりと10本、2か月目は反応の比較と10本、3か月目は導線の改善と10本という最初の3か月の進め方を示した図解スライド
時期やること投稿の目安見る数字
1か月目アカウント設計、撮影の流れを作る10本投稿を止めずに出せたか
2か月目反応のよいテーマを増やす10本視聴の続き具合、プロフィール閲覧数
3か月目導線を直し、募集案内を増やす10本リンクのタップ数、問い合わせ数

数字の見方は採用SNSの効果測定にまとめています。求人媒体をやめずに並行するかどうかは、SNS採用と求人媒体の比較も参考にしてください。

最初の3か月でつまずきやすいことは?

つまずきやすいのは、撮影の日が決まっていない、確認に時間がかかる、1本の結果で判断してしまうの3つです。撮影日を毎月固定し、確認者を1人に絞り、テーマごとに数本出してから比べると、止まりにくくなります。

  • 撮影の日を固定する:月2回など、現場の予定に先に入れる
  • 確認する人を絞る:全員の確認を待つと、投稿の時期を逃しやすい
  • 数本で比べる:同じテーマを3本ほど出してから、続けるかを決める
  • 現場の声を集める:「最近聞かれたこと」を月に1回集めると、次のネタになる

うまくいかないパターンはSNS採用の失敗事例と対策にまとめています。始める前に一度確認しておくと、同じつまずきを避けやすくなります。

費用対効果はどう考える?

費用対効果は、今の採用費とSNSの総額を比べて判断しましょう。SNS経由の応募だけで見ると、求人媒体を見た人がSNSで会社を調べてから応募する流れを見落とします。面接で「応募の前に見た情報」を聞くと、確かめやすくなります。

採用SNSは自社で始める?それとも外注する?

社員に協力してもらえて担当者の時間を取れるなら自社で、採用人数の目標が大きく期限もあるなら外注も検討しましょう。どちらにもメリットとデメリットがあります。

やり方メリットデメリット向いている会社
自社で始める費用を抑えられる、ノウハウが社内に残る担当者の時間がかかる、止まりやすい採用人数が少なく、時間を取れる
外注する企画や数字の改善を任せられる月額の費用がかかる、社内の確認は残る採用の目標が明確で、広告も使いたい

株式会社Add Valueは、企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社です。基本のプランは月額30万円(6投稿/月)からで、大枠のプランをもとに、初回MTGとヒアリングシートの回答を踏まえてカスタマイズし、認識をすり合わせてから運用を始めます。外注の判断はSNS採用は外注すべきかをご覧ください。

支援先の警備会社では、TikTok・Instagram運用で採用問い合わせ200件超につながりました。支援内容はショート動画の企画に加えて、投稿設計、アカウント改善、問い合わせ導線の設計です。動画を作って終わりにせず、問い合わせまでの流れをセットで見ることが、始めるときにも大切です。SNS採用の全体像はSNS採用とはで解説しています。

よくある質問

採用SNSを始めるのに何人必要ですか?

最低1人の担当者と、出演や取材に協力してくれる社員が1〜2人いれば始められます。担当者が1人で抱えると止まりやすいので、撮影日と確認の担当を先に決めておきましょう。

採用SNSは週に何本投稿すればいいですか?

最初の3か月は週2〜3本を目安にしましょう。12週間で約30本になり、どんな企画に反応があるかを比べられます。難しければ週1本からでも、止まらないことを優先してください。

採用SNSの効果はいつごろ出ますか?

最初の3か月は、応募数よりも見られ方と導線の確認に使う期間と考えましょう。業種や募集の条件で変わるので一律の期間は言えませんが、少なくとも半年は続けて判断するのがおすすめです。

採用アカウントは会社の公式と分けるべきですか?

お客様向けの発信と求職者向けの発信で内容が大きく違うなら、分けるほうが発信しやすくなります。判断の基準は、採用アカウントを分けるべきかの記事で詳しく解説しています。

採用SNSの立ち上げを外注すると費用はいくらかかりますか?

株式会社Add Valueの場合、基本のプランは月額30万円(6投稿/月)からで、契約期間は6ヶ月からです。大枠のプランをもとに、初回MTGとヒアリングシートの回答を踏まえてカスタマイズし、認識をすり合わせてから運用を始めます。

まとめ:採用SNSの始め方は「決めてから投稿する」

採用SNSは、投稿を始める前の準備で進めやすさが大きく変わります。

  • 誰を、何人、いつまでに、どこから応募してもらうかを先に決める
  • アカウントは5つの項目を整える
  • 最初の30本は5つのテーマで一覧にする
  • 返信の担当者と期限を決めてから募集を案内する
  • 3か月は応募数だけでなく、流れ全体を確かめる

自社の場合に何から始めるかを整理したい方は、お気軽にご相談ください。

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監修者 佐々木啓吾

監修:佐々木啓吾

株式会社Add Value 代表

企業ごとに施策を変えながら採用の成果にコミットするSNS運用代行会社を経営。Instagram・TikTok・採用媒体・Threads・YouTube・Meta広告・簡易採用LPまで対応し、約20案件を並行支援。警備会社のSNS採用で問い合わせ200件超、支援先の月間再生数は1,000万回超えなどの実績を持つ。プロフィール詳細はこちら →

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