「求人を出してもセラピストの応募がない」「未経験可にしても人が集まらない」──整体院・リラクゼーションサロンの院長・オーナーに共通する悩みです。技術職×小規模店舗という構造上、サロンの採用は求人媒体との相性が良くありません。
この記事では、弊社が運用支援した整体・マッサージ系サロンで月間再生数750万回超え・採用問い合わせ80件超を実現した実例をもとに、サロン業態の採用をSNSで解決する具体的な方法を解説します。
この記事でわかること
- サロン業界の採用が難しい構造的な理由
- 求人媒体で埋もれる店舗とSNSで選ばれる店舗の違い
- 採用問い合わせ80件超を生んだ運用の全体像
- サロンが投稿すべきコンテンツの型
- 小規模店舗でも回せる運用体制と、始める前に決める3つのこと
サロン業界の採用が難しい構造的理由

サロンの採用難は「うちの待遇が悪いから」ではありません。業界構造そのものに原因があります。
① セラピスト・施術者の数が需要に追いついていない
店舗数が増え続ける一方で、施術者の育成には時間がかかります。経験者は常に取り合い、未経験者は「体力的にきつそう」というイメージで敬遠しがち——分母が構造的に不足しています。
② 小規模店舗は採用予算で大手に勝てない
求人媒体の上位表示は掲載課金の勝負です。多店舗展開のチェーンと同じ媒体で戦えば、予算の少ない個人店・小規模店は自動的に埋もれます。
③ 「職場の空気」が伝わらないと応募されない職種
サロンは狭い空間で少人数が長時間一緒に働く職場です。求職者が最も気にするのは「院長はどんな人か」「スタッフ同士の関係は良いか」——求人票には絶対に書けない情報です。
求人媒体で埋もれる店舗、SNSで選ばれる店舗

この構造を踏まえると、打ち手が見えてきます。媒体の中の「条件比較」で戦うのではなく、SNSで「人と職場の空気」を見せて選ばれる戦い方への転換です。
SNSなら、店舗の規模も採用予算も関係ありません。TikTokやInstagramリールはフォロワーゼロでも興味関心ベースで表示されるため、個人店でもチェーンと同じ土俵でリーチを取れます。しかも投稿は消えずに蓄積され、アカウント自体が採用資産になっていきます。
実例:月間再生750万回・採用問い合わせ80件超の全体像

弊社が支援した整体・マッサージ系サロンの実例です。セラピスト不足に悩む状態から運用を開始し、次の成果につながりました。
| 指標 | 実績 |
|---|---|
| 採用問い合わせ | 80件超 |
| 月間再生数 | 750万回超え |
| Instagramフォロワー | 1万人 |
| TikTokフォロワー | 5,000人 |
やったことはシンプルで、施術風景とスタッフの人柄が伝わるショート動画を、週2〜3本のペースで出し続けただけです。バズ狙いの奇抜な企画は1本もありません。「働く人のリアル」の積み重ねが、フォロワー数以上の応募につながりました。
何を投稿すればいいのか(コンテンツの型)

サロン業態で機能するコンテンツは、大きく3つの型に整理できます。
型①:施術×人柄の「技術見せ」
施術のビフォーアフターや手技の動画は、集客と採用の両方に効きます。ポイントは技術だけで終わらせず、施術中の会話や表情で「人柄」まで見せることです。
型②:スタッフの1日密着・裏側
出勤から退勤までの1日密着、休憩中のまかない、営業後の練習風景。「実際どんな働き方をするのか」に答える動画は、応募直結型のコンテンツです。
型③:院長・スタッフのキャラクター企画
「怖そうと思ってたら院長が一番ゆるい」のようなギャップ、スタッフ同士の掛け合い。キャラが立つとファンが付き、「この人の下で働きたい」という指名応募が生まれます。
小規模店舗でも回せる運用体制
「営業しながら週2〜3本も撮れない」という声にお答えします。実際の運用は、撮影をまとめて行う「撮り溜め」方式で回します。
- 月1〜2回、撮影日を決めて2〜3時間でまとめ撮り:1回の撮影で4〜6本分の素材を確保
- 編集・投稿は営業時間外か外部に分担:現場は「撮る」だけに集中
- 企画はテンプレの使い回しでOK:当たった型を横展開するのが最速
この方式なら、現場の負担は月2〜6時間程度。施術の合間に無理なく続けられます。
始める前に決めるべき3つのこと

最後に、走り出す前に決めておくべきことを3つに絞ってお伝えします。
① 採用したい人物像(1人分)
「20代・未経験・手に職をつけたい人」など、届けたい相手を1人に絞ります。人物像が決まれば、動画の内容も投稿時間も自然に決まります。
② 出演するスタッフと顔出しルール
出演は本人同意制で、笑顔と愛嬌のあるスタッフから。お客様の映り込みは必ず同意を取るか、映らない構図で撮影します。
③ 応募までの導線
プロフィールに「スタッフ募集中」の明記と応募リンク、「DM応募OK」の一文。動画を撮り始める前に、受け皿を先に整えるのが鉄則です。
まとめ:小さなサロンほど、SNS採用の恩恵は大きい
- サロン採用難は構造問題:施術者不足×媒体の予算勝負×空気が伝わらない
- SNSなら店舗規模に関係なく「人と職場」で選ばれる戦いができる
- 実例:月間再生750万回超え・採用問い合わせ80件超
- 投稿は「技術見せ」「1日密着」「キャラ企画」の3型でOK
- 撮り溜め方式なら現場負担は月2〜6時間。導線整備を先に
「うちの規模でもできるのか」と迷ったら、まず現状をお聞かせください。同業態での実績をもとに、無理なく回せる運用プランをご提案します。
株式会社Add Value 代表
TikTok・Instagram運用20案件超を並行支援。サロンの採用支援で問い合わせ80件超、警備会社のTikTok採用で問い合わせ200件超など、店舗・採用難業界のSNS採用に強み。プロフィール詳細はこちら →

